世論という悪夢 / 小林よしのり


マスコミや知識人の情報操作によって、

「世論という悪夢」が生まれるのだという。

自分たちはテレビに代表される、

洗脳装置に侵されているのではないか。

そこから覚醒するために、

洗脳から脱出するために、

みにつけておかなければならない、真の知性。

「メディア論」から始まり「国家・民族論」

「社会・家族論」「戦争論」

そして「天皇論」

一般に良いとされている事柄でも、

それが社会において支配的となり、

反対する人たちの声を押し殺す。

その様な社会で良いのだろうか。

レッテルを貼り、反対意見を切り捨てる。

議論から逃げているだけでないかと著者はいう。

「知」に対し誠実であろうとしない世論。

自分だけは声を大にして発信しようという、

著者の使命感が伝わってきます。笑

本書の最後にこの様なことが綴られています。

かつてのわしのように、思い上がった日本人は、「ようするに天皇って我々の意のままか」と勘違いして成長してしまうのだ。そして50にも60にもなってなお覚醒しない者たちは、日本人の意味すら知らずに成長し、死ぬまで天皇(=日本)の意味を知らない空洞人間として生を終えることになる。

 それはあんまり可哀そうだから、学校で教えない日本人としての真の教養を、わしが恥を忍んで教えるしかないと筆を執ったのが『天皇論』である。一人でも多くの日本人が、できれば若いうちに覚醒することを祈る。

あまり「天皇」に関する書籍を読んだ記憶がない。笑

是非、著者の「天皇論」に関する本も

読んでみようと思います。笑

26 th in June / 175 th in 2023