ニーチェ関連3冊目。
ニーチェの代表的な言葉で「神は死んだ」
神がいないほうが良いと思っているのかと思えば、
そうではない。
本書を読んだ印象は完全に「アンチキリスト教」
そんな感じでしょうか。笑
本書を読んですごく思い出したのは、
『SDGsの大嘘 / 池田清彦』でした。
「地獄への道は善意で舗装されている」
「SDGs」は善意という鎧をかぶった、
EUから始まる市場資本主義の極まりだという。
ニーチェがキリスト教を批判する理由がとても
わかりやすい言葉で語られています。
そして、本書はこのような言葉で締められています。
今の世界は嫉妬や恨みの原理により成り立っている。不健康な物語を信じ込まされていて、身動きのとれない状態になっている。でも、もっと美しいものや力のあるものを肯定し、健康的にやりましょうという話です。
ニーチェが言ったことは、「目を覚ましてものごとを考えなさい」ということです。そうすれば、今、価値があると思われているものは、たいていゴミであることがわかります。 本書が目を覚ますきっかけになれば、著者としてもうれしいです。
自分が当たり前と思っていたことは、キリスト教で示される「民主主義こそ正しい」というような、考えに洗脳されている証なのかもしれない。
もっと、たくさん本を読んで、様々な方面からものごとを
見れるようなオジサンでありたいものですね。笑
22 th in April / 93 th in 2023