雷神〜Rising 高崎晃 自伝

先日「二井原実 自伝 真我Singer」を読んだ。

Amazonの攻撃的?な営業で、必ずセットで読めと薦められる。読まなければバチが当たるんじゃね。笑 そんな使命感にむしばまれ、ポチった。最近ずっとKindleUnlimitedだったので、1980円という値段に大分躊躇してしまったが、案の定。酔っ払っている時に購入してしまった。笑

しかし、読む価値は十分あった。そんな風に思える本書でありました。笑

1980年代に全米進出を果たした、ラウドネスの成功がなければ現在のミュージック・シーンはどうなっていたのか。

野茂がいなければ、ダルビッシュや大谷の現在はあったのか。そんな世界進出先駆者の歩んできた人生を、物心ついたときから現在に至るまで。詳細に語られた本書です。

野球好き少年がバットをギターに持ち替えるまで。

高校時代に樋口に誘われバンド活動を開始する。

樋口は2歳年上、1年生の時の3年制。

サッカー大会で樋口のクラスと当たるが、樋口の性格を利用した勝利。笑

レイジーが始まるキッカケのテレビ出演。そこで言葉をかける「ムッシュかまやつ」

メンバーチェンジの真相や遍歴、音楽性の変化や人間関係の葛藤など。

私は個人的に、すごく不思議に思っていたコトがあった。

高崎晃が坊主頭になったこと。笑

そのへんの心情や音楽性との、関係性についても詳細に語られていて、

大変興味深く読まさせて頂きました。笑

本書でも語られていましたが、ラウドネスのアルバムの中で一番商業的に成功したのは「サンダー・イン・ジ・イースト」私が、高校生の時に熱狂し聞いていたアルバムです。「クレイジー・ナイト」から始まるやつですね。笑

著者いわくここ近年、当時の楽曲を演奏して欲しいというニーズが多いという。「クラッシクメタル」という、そんな需要があるという。

私はとても感じることがあった。どんなに長い間、新しい作品を世の中に提供し続けるそんなアーティストがいたとしても、自分が刺激を与えてくれた人は、その原点を提供して欲しいし見たいと思うはずである。

私が、仮にリッチー・ブラックモアにあったら、スモーク・オン・ザ・ウォーターのリフを聴いてみたいと思うし、イングウェイ・マルムスティーンにあったら、ヒロシマモナルームを聴いてみたい。笑

宮崎美子にあったら、ビキニの上に着た、Tシャツを脱ぐ姿を見たい。笑

それくらい、ラウドネスは世界中で、様々な人々の記憶に衝撃なインプットをしたという、伝説レベルの存在になっているのではないか。

そんな風に思わせてくれる1冊でありました。笑

31 th in November / 336 th in 2022