改訂新版 日銀を知れば経済がわかる/池上彰

金融とは、世の中で「お金が余っている所」から、「お金が必要な所」にお金を「融通」する仕事。

「資金を融通」するから「金融」

いまさらながら「なるほど」と思う。さすが池上彰。笑

学生時代私が学校で習った「公定歩合」

昔は結構ニュースで聞く言葉だったのに、あまり聞くことがなくなった言葉です。

今でも日銀が普通の銀行に貸し出す金利で、金利をコントロールしていると思っている人が多いかも知れない。

私は最近、日銀や金融関連の本を読んだので知っていましたが、実はそうでは無い。笑

現在は、公定歩合ではなく、日銀が金融機関との間で国債を売買することで、金利水準をコントロールするようになっている。

「買いオペ」「売りオペ」という言葉をニュースで聞いたことがあるでしょう。

それが日銀がやっている金利コントロールです。

私は様々な本を読んでだいぶ理解できたので、よくわかりましたがこういうことです。笑

銀行が国債を持っています。保有し続ければ金利が安いですが、運用は出来ます。それを日銀が買い取って、現金化するのです。銀行は投資したはずのお金が現金になってしまうので、何かしら使うしか無い。貸し出しに必然的に回すので金利が下がる方向に向く。そんな感じでしょうか。笑

毎年34兆円発行されてる国債を、毎年80兆円買う日銀。

過去の借金も日銀が現金化している。金利が下げ止まるのは当たり前ですね。笑

なぜ、これだけ国債を発行しているのに、インフレにならないのか。

これだけの、かつて人類史上類をみない「金融緩和」をしているのに、

なぜ、日本経済は停滞しているのか。

評論家でもありませんが、少しわかったような気がします。笑

私の持論を聞きたい人は、会ったとき聞いてください。笑

1時間、500円で喋ります。笑

安いですね。

それどころか、1時間もしゃべれないと思います。笑

現在の日銀の政策が良く分かるのはもちろんですが、

金融の歴史を知る上で、大変勉強になる1冊でありました。

銀行マンと話すとき、少しでもうんちくで有利になれば。

そんな風に思う、経営者には最適かもしれません。笑

ちょっとした豆知識も得ることが出来た。

銀行は設立した当時は国立銀行として通し番号、ナンバリングをされてそれが銀行名となったという。

「第四銀行」(本店・新潟市)

「七十七銀行」(本店・仙台市)など。

当時の銀行の数字がそのまま名前に残っている。

「八十二銀行」(本店・長野市)は、六十三銀行と第十九銀行が合併した際、双方の銀行の数字を合計して新銀行の名前になった。その時点で、過去に存在していた「八十二銀行」はなくなっていたので、これが可能になった。

岩手で生活していると「七十七銀行」しか馴染みが無いが、

学生時代、新潟にいたムスメに聞いたら「第四銀行」は

岩手の岩銀みたいな感じじゃ無いの??

そんな事を言う。

これはこの本から得れた、一部ではありますが・・・

池上彰。わかりやすいし、ちょいちょい知ってると得すんじゃね。そんな雑学を絡めてきます。

大変勉強になりました。笑

4th in August / 215th in 2022