最近はあまりメディアに登場しているのは目にしていませんが、ある時期、頻繁に目にしていた著者。
ホスト。そして「ビックマウス」そんな印象しかありませんでしたが、実際は自分が思っているほどチャラチャラな世界とは程遠く、そんじょそこらの自己啓発より、心に刺さるようなそんな1冊でありました。
著者の名言を「哲学」「美」「愛」「仕事」「人生」など。様々なジャンルから、自信過剰はもちろん、案外、謙虚な姿勢を見せてくれながら、持論を展開しています。
もちろん「ホスト社会」が根本にあるので、とても受け入れがたい、参考にも出来ない部分は多いですが、著者の「反骨精神」や「努力」「プロ意識」など、とても尊敬に値出来るレベルでございました。笑
「世の中には二種類の男がいる。俺か俺以外か。」
そんな言葉に始まり、著者の名言とそれについて、どうしてそんな風に考えるのか。様々な事例を踏まえて展開されています。
これほど、仕事に対して「プロフェッショナル」になれるのか。
それだけでも十分尊敬できるし、本書を読む価値があるでしょう。笑
何事においても完璧な著者ですが、大好きな妹さんとのやり取りに苦悩する姿は「可愛げ」すら感じさせてくれます。
妹さんに・・・・
「俺以上にお前のこと幸せにできる男いる?彼氏なんて作らなくていいから」
妹さんに彼氏が出来た時に言ったという。「ウザい」と言われ落ち込んだり、悩んでいる妹の為と30分もかけて、長文をLINEで送ると、3秒で既読。「OK」を5秒で返される。
様々な女性を虜にしてきたのに、妹には、親父が娘に焼くおせっかい的な・・・そんな可愛さも感じられ、とても親近感を抱くことが出来ました。
本書の印税は売上の半分をカンボジアの子供のため、半分は日本の復興のために全額寄付すると言う。それは売上がある程度あったから後にそうしたわけではなく、執筆時からそういう意図だったらしい。
私の生活域で、著者と接することはほぼないと思うが、その「男気と優しさ」には感動すら感じます。
ビックマウスで自信過剰。本書はそれがベースではありますが真逆の
無口で心配性。私も含めた・・???
そんな人にオススメ出来る1冊だと思います。
大変勉強になりました。笑
10th in June/168th in 2022