少食開運論(食と体編)江戸時代の奇才 水野南北の教えに学ぶ/ロッキー山田

少食、断食系の本は何冊か読んでいますが、本書は「少食」が「運」を向上させる。そんなテーマの元に書かれています。

夢や目標を達成するには「運」は欠かせない。

加えて健康な身体も必要です。

最近ツイてないけど、運を開くにはどうしたらいいのか?

健康な身体を維持したいけど、何をすればいいのか?

その鍵は「少食」にあると著者は説く。

それは江戸時代の有名な観相家の教えだった。

本書は観相希望者が殺到した、江戸時代の大観相家の水野南北の著書「南北相法修身録」の解説に加え、医学的な根拠、具体的な実践方法など。

私も読んだ少食系の本を含めた

様々な本の内容を引用しながら、

如何に「少食」が良いことなのか。

本書は短いこともありますが、すごく読みやすく要点がまとめられ、少食系の本を読んでみたいと思う人には、大変おすすめ出来る1冊です。笑

自分の体は自分の口から入ったもので出来ている。

野生動物は病気にならないのに、なぜ人間は病気になるのか。

なぜ、これほどガンで死ぬ人が多くなったのか。

長い人類の歴史を考えれば、食べたい時に「満腹」になれる環境になったのは、ここ100年程度のもの。

人類は空腹が当たり前の前提で出来ている。

満腹になるのでそれに順応するために

「病気」という「対応」をする。

「病気」=「悪いもの」と思うが、

実際は自分の体がしてくれる、ありがたい反応なのだという。

この手の話は「少食系」の本を読むと必ず出てきます。

水野南北は「人が生涯で食べる量は天から分限として決まっている」と唱え、

「それを超えて食べてしまうと、運を失ってしまう」という。

現在良さげに見えても太っている人は、

もう「運」を使い切っていて、

これから使える「運」はない。笑

そんな風に思うと、とりあえず痩せてる体型はキープしよう。笑

絶食までは行かなくとも、少食は意識しよう。

そんな事を考えさせてくれる1冊で有りました。

20th in May /152th in 2022