自分の頭で考えて動く部下の育て方/篠原信

「指示待ち部下 しかいない」と嘆く人ほど

「指示待ち人間」をつくるための

行動をたくさんしていると言う。

「こうやって」「ああやって」

「そうじゃない」と否定する。

そこは「こんな工夫をすると良い」とまで

教えてしまう。

人にものを教えることに際し

「当たり前」の様に思い行動していることが、

自分で考えることを排除させている。

仕事と言う「推理小説」の結末を教えているようなものだという。

「出来ない事」を「出来る事」に変える機会を

どれくらい与えられるのか。

そんな「出来そうで出来ない事」を提供し、

自分で考えさせ「出来るようになった経験」を

作ってあげることに力を注ぐべきだと言う。

レールを敷いてあげたり、手とり足取りなど。

一見、懇切丁寧なことほど、本人のためにはならない。

様々なビジネス本に出てくる、#山本五十六 の名言。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。」

率先垂範の見本のように考えられている。

私もやって人に欲しいことは、出来れば自分で出来る方が良いと考えている方だ。笑

その 山本五十六 の名言には続きがあり、

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

と言葉が続くという。

部下の頑張りを全身全霊で承認することが大事だということを、

山本五十六もちゃんと指摘しているのだという。

本書は、様々な細かいところまで

人材育成の方法やそのプロセスなど。

様々な事例を踏まえて紹介されています。

大変勉強になりました。

部下の育成方法に悩んでいる。

私も含めて、笑

そんな人に、強くおススメすると同時に、

また読み直したいと思います。笑

​16th in May /148th in 2022