ルポ ゴミ屋敷に棲む人々 孤立死を呼ぶ「セルフ・ネグレクト」の実態/岸恵美子

「ネグレクト」

幼児・高齢者・障害者などの社会的弱者に対する保護・養育義務を果たさずに放棄、放任する。とりわけ日本では「児童虐待」でよく使用する。養育放棄、育児怠慢、監護放棄を指す意味で用いられることが多いという。

本の題名にもなっている「セルフ・ネグレクト」

自分のことが出来なくなってしまう。

駄目でだらしない人だから、ゴミ屋敷になるんだろう。

私はそんな風に思っていました。

何かのきっかけで誰もが陥ってしまうという。

身近な人を失ったり、商売の失敗や、

今まで築いてきたプライドなど。

自らに回復の意志が無い。

人間関係が築け無い、めんどくさい。

薬物治療や治療プロセスもしたくない。

うつ病より治療が難しいという。

よくニュースでみる「ゴミ屋敷」。

家がゴミだらけになり、近隣に迷惑を掛ける。

悪臭、害虫など。行政まで巻き込む騒ぎになる。

ゴミ屋敷=ダメ人間

そんなイメージで考えている自分でありましたが、

少し考え直させられる。

そんな1冊でありました。

私の家もまぁまぁ散らかっていますが、

近隣に迷惑を掛ける様なレベルになりたくないものですね。笑