他人を攻撃せずにはいられない人 / 片田 珠美


こんな人が一人いると、さまざまな症状や弊害が周囲に生まれる。

攻撃欲の根底に潜んでいるのは、たいてい支配欲だと言う。

相手を自分の思い通りに支配したいとか、操作したいという欲望を抱いている。

しかし、こんな欲望を当の本人が意識しているとは限らないという。

相手を破壊し、ダメージを与えていることに「必要なこと」「愛情」「使命感」そんな思い込みもあるので厄介。

攻撃欲の強い人は、実は臆病であり、

他人への恐怖を抱いている。

それをひた隠しにするのは、自分自身の弱さを周囲に知られたくないことが、その力の源泉になっているのだと言う。

強そうな仮面を周囲が恐れれば恐れるほど、周りは対抗して何か手を打とうという気をなくす。

攻撃欲の強い人の思うつぼになる。

「自分はあんなふうにはなりたくない。」
「あんなふうにならないように気をつけよう」

そんな気持ちで、攻撃してくる人と接することが最善と著者は説いています。

攻撃欲の強い人は変わらない。

自分の過ちや間違いを認めようともしない。

自分は攻撃欲のある人間なのか。

身の周りにそんな人はいるのか。

少なくとも著者いう、そんな人との接し方は

「当たらず。触らず。」そんな感じです。

攻撃することにより、自分の周りから人は離れて行く。

少なくとも、心の底から話せる間にはなれない。

そんな事を考えさせられ、

大変勉強になりました。笑