結婚しない男たち/荒川和久

「結婚できない」のではなく「結婚しない」という層がいる。

それを社会は認識しようとしない。

結婚することが当たり前。

常識ではなくなってきているという。

独身男性はもはや少数派では無い。

そんなボリュームに成長している。

それは若年層だけではなく世代を超えて増え続けている。

人数のボリュームが拡大するということ。

そこに消費のポテンシャルも生まれている。独身で生きているからこそ。

新しい需要や求められるサービス。

独身男性が自分のために思う存分消費する。

しかし、それらの具体的な中身についてはあまり研究されてこなかった。

彼らをターゲットとした新たなマーケティング活動のヒントがあるのでは無いか。

そんな目的からたくさんのアンケートやインタビュー。

それらをまとめた本になっています。

今まで読んだ本とは違った観点で。

独身男性を垣間見る事が出来ました。笑

「結婚ができない」という一点だけが取り沙汰される。

四十を過ぎて独身のままの男性は「孤独で、かわいそうな人」の一言で片づける。

しかし彼らの実情は真剣に調査されるのか。

独身女性に比べ話の議題にも上る機会は少ない。

「若者」という大きな括りの中で男女として調査されることはあっても、ボリュームの多い40代以上の独身男性は対象外。

それに比べ60代以上の「シニア」層の研究は活発。

そんな中、ソロ男は「消費する力」が強い。

食品、飲料、アルコール、菓子、スーパー、コンビニ商材。

購入頻度も金額も高い。

ソロ男は無視できないボリュームに成長しているのは明白だと言う。

彼らにとり商品を選択し。購買する行動は、その先にある自己の幸せを実現する手段。

結婚して家族をつくることだけが解決策ではないと言う。

結婚することが人生の形ならば、生涯独身で生きることも新しい形なのだ。

最近この手の本をたくさん読みましたが、違った観点から見た「独身男性」

いろんな年齢。そして性別。

その中で一番「人口ボリューム」になる可能性がある「独身男性」

世の中のトレンドや世相が「独身男性」に左右される。

そんな日が来るのでは。

そんな事を考えさせられ、大変勉強になりました。笑

だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好き。 平成元年から小さい建設会社。今は社長です。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Drone好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。読書。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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