何のために/中村文昭

講演家として有名な著者。

私の周りでも結構ファンは多い。

活字の本を読むのは多分2冊目ですが、

私はAppleの提供するポッドキャストで、

「中村文昭のみるみる元気がわいてくる!2nd Season」

日常的に聞いています。

そのため知っている話やエビソードは多数あり。

僕の講演は、スーパーウルトラ・ワンパターンです。

返事は0.2秒。

頼まれごとは試されごと。

出来ない理由を言わない。

今できることをやる。

ポッドキャストでも、よく口にする言葉です。

何のために学校に行くのか?

何のために仕事をするのか?

何のために自分の人生を生きるのか?

聞き慣れた講演やポッドキャストはと違う活字になることで考えさせながら読むことが出来ました。

著書の中でこんなエピソードを紹介しています。

著者の息子3人にお年玉を渡し、

「ええか、おまえら。この金は自分のために使えよ。なんでも良いから欲しい物を買え」

そう言ったところ、その日のうちに3人共使い果たしたと言う。

「お年玉第二弾や。でもな、このお金は、絶対に自分のために使ったらあかん。全額、人を喜ばすために使うんや。何をしたら人が喜ぶか、よう考えてから使うんやで」

そう言ってまたお年玉を渡したと言う。

そして1ヶ月後。

「あのお金は使ったか? どないして人を喜ばせたか、お父さんに話してくれや」

「お金は人のためには使えへん。自分を喜ばせるのは、お金さえ使ったらすぐにできた。でも、お金で人を喜ばせることは出来へん。人を喜ばせるには、金でなく、自分が動いて汗をかかないとあかん」

3人共、お年玉には一つも手を付けていなかったと言う。

子供たちを使った”実験”は成功。

お金の匂いがしないほうが、「本当に喜ばせたい」と言う気持ちは、伝わりやすいんじゃないか。人を喜ばせることが人生の「何のために」なるという人が多いのではないか。

人を喜ばせれば喜ばせれるほど、自分が磨かれ、たくさんのリターンがある。

人を喜ばせているうちに、自分に魅力がついてくる。

リターンが欲しくて人を喜ばせるのではなく、魅力があり、たくさん人に幸せを与えれる人だからこそ、リターンと呼ばれる報酬がもらえる。

そんなことを考えさせられ、大変勉強になりました。

だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好き。 平成元年から小さい建設会社。今は社長です。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Drone好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。読書。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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