夢をかなえるゾウ1/水野敬也

2007年に刊行された結構古いものですが、KindleUnlimitedにあったので読んでみました。

靴を磨け だとか。

トイレを掃除しろ だとか。

運が良いと口に出して言え など。

いわゆる自己啓発本です。

成功するにはこんなことをした方が良いと言うノウハウを書いている本なのですが・・・設定がハチャメチャで、物語として非常におもろかったです。笑

主人公がインドに行ったとき買ったゾウの置物が、実は神様で日々色々な課題を主人公に課して行くと言うストーリー仕立てになっています。

そしてそのゾウの神様。関西弁です。

過去の偉人を「○○くん」と呼び、

あのとき自分がアドバイスしたんや。

と、関西弁でホラっぽく語ります。

ビジネス書で何回も見た、過去の偉人のエピソードや行動。

面白おかしく、自分がアドバイスしたから上手く行ったんや。

上から目線でガンガン語ります。

神様が富士急ハイランドの「ドドンパ」に乗りたいと主人公に頼みます。

なぜ知っているのか問うと神様は「ギネスブック」を取り出し、

「神様いうんはな、人間が限界超えて行くのを見るのも仕事の一つやねん。せやから毎年ギネスブックには目え通してんねんで」

「こういうアトラクションはな、『事故が起きませんように』て最初の試乗を神様にお願いするもんなんや。呼ばれたら全然乗る気あってんけど、呼ばれんかってん。」

違う神様(七福神)が呼ばれて、楽しかったと言っているのが悔しい。自分も乗ってみたいという言い分なのだ。

行く当日の朝になり、ベレー帽をかぶった初老の老人が家に訪ねて来る。

「あ、これワシのダチ。ほら、自己紹介せぇや」

「どうも。釈迦です」

神様の間で、ドドンパにみんな乗りたがっていたので話題になっていたので、友達の釈迦を呼んだのだと言う。

次から次へと起きる出来事がハチャメチャです。

これは課題を出す前のエピソードの一つですが、こんな感じで笑えるに物語なっているので、普通の成功本より。

楽しいし、課題の一つ一つも頭に残るんじゃね?

そんな読書になりました。笑

シリーズ化になって「4」まで有るらしいので、気が向いたら読んで見ましょう。