東電OL殺人事件/佐野眞一

東京電力女性初の総合職。

年収1000万。

夜は渋谷円山町で売春。

自らが課したノルマは1日4人。

ホテルはもちろん、

駐車場の暗がり、

ビルの陰、路上。

病的に男を貪(むさぼ)る。

そしてアパートの空き室で遺体で発見。

散々テレビで報道されたのだろうけど、あまり記憶が無い。

あらためて読んで見ました。

題名は小説のようですが、

著者の取材によるルポです。

現場周辺はもちろん、裁判もすべて傍聴。

目撃者探しから被害者父母のルーツ。

裁判で証言するもの。

被告となったネパール人の母国へ親族や、

強制帰国させられた事件関係者まで。

よくここまでするもんだと関心させられます。

そして今回この本を読みながら、

臨場感を高めてくれるアイテムを発見しました。

Google Street View

殺人現場となったアパート。

まだ現存するようです。↓

https://bit.ly/3urUZ5G


現場や周辺の描写。事件当日、裁判の供述など。

リアリティが倍増します。

本を読みながら気になったらストリートビュー。

新しい発見が出来て何よりです。

捕まったネパール人は冤罪で3年後帰国したわけですが、

果たして真犯人は誰なのか?

そんな本もあるようなので次は読んでみようと思います。