特殊清掃 死体と向き合った男20年の記録/特捜隊長

特殊清掃
死体と向き合った男の20年の記録
特殊隊長

遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・海中駆除前行う作業。

そんな日々を綴ったブログの書籍化です。

最近、「死」や「遺体」に関する本が多いのは気のせいでしょうか。笑

終末医療について書かれた小説。
自分の「死」について
深く考えさせられました。

最愛の旦那が突然の死
当たり前の日常が、
いかに素晴らしいことなのか。

日航123便、遺体身元確認責任者の著書。
遺体の損傷や現場の混乱。
普通の病死がいかに環境の整った「死」では無いのか。


あとがきにこんな一節がある。

「大変な仕事だね」そう言われることも多い。確かに、大変なことが多い仕事かもしれない。ただ、世の中にある仕事で大変じゃない仕事なんて、ほとんどないのではないかと思う。それでも、多くの人の目には、私がやたらと大変な思いをしているように映るらしい。そして、そんな様が、気の毒に思えるらしい。

今回、この著書を読み、

仕事内容の過酷さ。非日常な場面。

それを取り巻く人間模様。

私も、「大変な仕事だね」

そう、問くかも知れない。

世の中にある仕事で大変じゃない仕事なんて、ほとんど無いのでは無いかと思う。

何故か、妙に納得してしまう。

そして、解説で養老孟司さんがこう書いている。

「口の中にあると、ツバは汚くないのに、どうして外に出すと、汚いんですか」。小学生がそういう質問をする。これに答えられるだろうか。われわれは自分を贔屓しており、それは感情のレベルできわめて堅く、しっかりしている。だからこそ、自分の一部が外に出ると、それまでのエコ贔屓が逆転して、いやが上にも「汚い」となる。だから水洗便所なのである。自分が作ったものなのに、自分でそれに我慢ができない。死体の存在がそこに通じていることは、もはやおわかりであろう。死体とは「将来の自分」であって、「自分がかならずそうなる」ものである。それがイヤだということは、じつは本当の意味で、「自分とまだ折り合いがついていない」人なのである。自分自身と折り合えなかったら、他人と本当には折り合えるはずもない。現代人とは、そういう人たちだから、じつははなはだ付き合いにくいのである。

自分もいつか死体になる。

家族や友人も、好んで近寄って来るモノでは無くなるだろう。

人間の死亡率は100パーセントです。

自分は、自分と折り合いをつけれるのか。

色々、考えさせられ、大変勉強になりました。


だいすけ@190dai.com
新しモノ好き。ガジェット大好きです。 平成元年から地元中小建設会社32年目。今は社長をしています。小さい会社なので、営業的なことや技術的なこと。除雪もします。ガジェット、カメラ好きが講じ、ネットやPC、Droneなど大好き。外食する時や夜の会合なども多いので、食べ歩きやガジェット。仕事のこと。そして地元のコトを中心に書いて行こうと思います。
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