最終便に間に合えば/林真理子

第94回直木賞 1985年 受賞作 見城徹さんの本を読むと必ず出てくる林真理子さん。 エッセイ本「ルンルンを買っておうちに帰ろう」でデビューしたばかりで、まだ小説を書いたことがなかった著者に「君は小説が書ける」と言って見

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海が見える家/はらだみずき

なんとか就活で入った先はブラック企業。働き始めてすぐ退職する。再就職のアテもなければ貯金もない。そんな時、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。仕事はしていたのか。友人はい

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夏美のホタル/森沢明夫

写真家を目指す主人公。卒業制作のために彼女と田舎で立ち寄った商店で出会ったおじいさんとおばあさん。交流を深めそこで暮らす人々とも互いに様々な感情を刺激されていくというお話です。 写真家を目指すと言うことで、カメラ。彼女の

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相続レストラン/城山真一

よくこんな設定を思いつくものです。前科のある元税理士がウェイターを務めるレストラン。相続の相談に乗ってくれるということで評判になる。元税理士のほか、元刑事や元司法書士のシェフなど。少し、ツッコミどころ満載ですが「相続」を

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こちらあみ子/今村夏子

第24回(2011年) 三島由紀夫賞受賞 小学校に行ったり行かなかったりのあみ子。先生から叱られてばかりでクラスメートとも一向に仲良くなれない。話し相手になってくれるのは、母の書道教室に通うノリ君。兄は書道教室に参加して

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