体を浄化する毒出し断食/藤本憲幸

 「食」とは生命を養う糧であるが「毒」にもなる。食事と言う行為により、体内には人体に害をもたらす老廃物が蓄積される。

 エアコンだって月に一度や二度、手入れをしてこそよく動く。なぜ体は掃除しなくてもいいといえるのか。

 少食系の本や断食系の本に必ず出てくる「宿便」。便として排出されない、腸にへばりついた老廃物。宿便というものは、体内に個人差はあるが、断食体験者の多くは一升びんに1本分以上出るという。

 これをとり除く方法は、医学が非常に発達した今日でさえも、断食以外に発見されていない。私も宿便を出してみたい(笑)

 この手の本を読むと「断食してみたい」といつも思う。しかし、たいていの本に書いてある躊躇してしまう理由がある。

 断食者は非常に臭くなる という。断食する過程で「宿便」以外の老廃物も、汗などを通じてどんどん体外に排出される。

 断食者が泊まっている部屋に行くと、普通の人なら10秒もがまんできないほどの異臭に驚くに違いない。死臭にも似たような、このにおいは「毒素のにおい」であることを、どんな人でも直感的に感じることだろう。

 そんな風に書いてありました。もし自分がそんなふうになってしまったら、「家から出ていけ」と罵られるだろう。もしくは体を疑われ、病院に連れて行かれるかもしれない。

 ヨメが長期で家を空けるような事があったなら、是非試して見たい。 しかし、「ヨメは家にいない=夜の街にくり出す可能性」。そちらの方が「断食欲求」より強いかもしれません。笑

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