一般的にイスラム過激派が起こしたテロ。そんな印象ではありますが、様々な謎がありそんないくつものエピソードが紹介されています。
実はアメリカの自作自演だったのではないか。発表された実行犯のうち何人かは生存しているし、関係のない者もいるとか。ビルの地下で爆発があったと証言する人がたくさんいるとか。フライトレコーダーが見つけられないというが、届けたと証言している消防士が複数いるとか。
9.11の前に事前に起きることを知っていたかのような、株の取引がたくさんあるとか、上げればキリがありません。仮に自作自演で起こしたとすれば、莫大な富を得ることが出来る人がいることは容易に予想することができます。
火災が原因でビルが倒壊した事例は全くないという。当時、私もテレビを食い入るようにみていて、ビルが倒壊したときは愕然としたことをよく覚えている。冷静になって考えて見れば、飛行機がぶつかった上が崩れるだけならまだしも、ビルの下まで全部壊れるのは不自然きわまりない。
最近「堤未果のショックドクトリン」という本を読みました。その本に9.11テロのことも書かれていたが、目の前にショッキングなことが起こると、思考力が鈍ってしまい、冷静ではなくなってしまう。
報道を鵜呑みにし、自分ではよく考えることができなくなり、目の前で繰り広げられる変化に対して疑いを持たなくなってしまう。
当時の私は少なくとも、ビルの崩壊に対し不自然さを感じることはできなかったし、報道を信じることしかできなかった。
アメリカの政治は「軍事産業」と癒着していると書いてある本は結構ある。アメリカは世界の警察であるとそんな建前をいいながら、いつも世界の何処かで戦争を繰り広げています。
そんな戦争を起こすキッカケを作る意味では、十二分すぎる出来事だったのかも知れない。そんなことを思わせてくれる本書でありました。
6月6冊目_2024年121冊目