ドローンを使って写真測量をするとき、必要不可欠なものが対空標識です。
ドローンで撮った写真をそのまま3Dデータにすると、GPSが持っている座標系で3Dデータになりますが、その3Dデータだと現場の座標系と合わせることが出来ません。
そのため、現場のこの場所はこの座標で。ここはこの座標でと、3Dデータに変換する前にポイントを最低3点以上指定してから処理します。
そうすることによって、現場のこれから築造するものの3Dデータと合わせることが出来ます。
通常、現場の測量で基準点は杭に釘などを打って基準点を作成しますが、対空標識の場合は釘の様な「点」よりは「面」に作ったほうが位置を指定したときズレが生じにくいようです。
地表面に釘を打って、そこに対空標識を設置したり、舗装面に貼り付け。切り株などにしていましたが、雪など降ると見つけるのが困難になったり、見つけても除雪しなければならないので、なにかいい方法が無いかと考えていました。
それで思いついたのがガードレールの支柱です。強固で動かないし、雪で隠れる可能性も低く、除雪も容易です。柱のセンターを狙って設置しておけば、剥がれたりして紛失しても復旧するのが容易です。
最近はターポリンで作成した対空標識を「使い捨て」していますが、今回はそれをコーキングでガードレール支柱に貼って見ました。
次回は逆に、ガードレール支柱専用の対空標識を作成したいと思います。
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