自分の中に毒を持て / 岡本太郎


私が著者に対するイメージで一番印象に残るのは、

ビートたけしのモノマネです。笑

その次は「太陽の塔」だろうか。

その程度の認識でしたが、本書を読んだことで、

その時々を力一杯生きることの重要性。

人はどうでもいい。自分はどうなのか。

まさに「爆発の哲学」のごとく、

とても力強い言葉で語られています。

人生は積み重ねだと誰でも思っている。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

これは冒頭で語られていますが、刺さりました。  

「好かれるヤツほどダメになる」という節がある。

内向的な性格で、うまく話もできないし、友人もできないと悩んでいる人が多い。 だが、内向的であることは決して悪いことではない。生きるということを真剣に考えれば、人間は内向的にならざるを得ない。 歴史的に見て、英雄とか大きな仕事をした人は、みんな内向性と外向性を強烈に活かしている。 

「口べタの説得力」ってものもある。平気でやれば、逆にひろがる精神状況が生まれてくる。 自分は消極的で気が弱い、何とか強くなりたいと思う人は、今さら性格を変えようなんて変な努力をしてもむずかしい。 強い性格の人間になりたかったら、自分がおとなしいということを気にしないこと。それが結果的には強くなる道につながる。

「口ベタの説得力」

私は他人がどう思っているのか、わかりませんが、

「口ベタ」というコンプレックスを持っている。

それは周りに上手な人が多いからだと思う。笑

しかし、そんな「口ベタ」で説得力を得れるなら。

少し、研究しようと思います。笑

33 th in June / 182 th in 2023