TECHNOKINGイーロン・マスク奇跡を呼び込む光速経営/竹内一正

未来予測本や最近のビジネス書には必ず出て来る、
今や世界一の資産を誇るイーロン・マスク。

先日読んだ『イーロン・マスク 次の標的 「IoBビジネス」とは何か/浜田和幸』に続いて2冊目。新しめを読もうとこの本も思いチョイス。

子供の頃は集中すると周りの音が聞こえなくなり、
耳が悪いのでは無いかと母に病院に連れて行かれた。
そんなエピソードから紹介されています。
テスラの創業から現在に至るまで。
スペースXの関係性について語られています。
残念ながら「ボーリングカンパニー」と「ニューラリンク」には
全然触れていません。笑

テスラの凄まじく増える株式時価総額。
いまやトヨタどころか、
世界の自動車メーカー大手6社の合計さえ超える。

日本のメディアはあまり「テスラ」に関する報道はしない。
それは完全にスポンサーである
日本の自動車業界に忖度しているのだろう。
そんな印象を感じられます。

「ギャランティ型」と「ベストエフォート型」

ギャランティ型とは品質を保証し失敗は許されない。
失敗は悪とされ即減収につながる。
何回ものテストを繰り返し、
完全な形で市場に送り出す。
今の自動車業界はこの形態です。

しかしテスラは「ベストエフォート型」なのだという。
「エフォート」とは「努力」
出来る限りの努力はするが不備があったら直します。
そんな形でまるでアプリケーションの様な形態です。

現在売られている普通の車は購入後、
自分で改造したりするのは別として、
バージョンアップすることは有りません。
しかしテスラは違います。
今は使いもしないハードが予め装備され
バージョンアップに備えて準備したものを市場に放つ。

一番わかり易いものは車両に搭載されたカメラ。
使っていないものが何個かあるという。
それらは自動運転が可能になったときに
ソフトウェアのアップデートで使用可能になるという。
従来の車ではリコールで対応しなければならないものが
ソフトウェアだけでコントロール。
修理工場に出向くことも必要ない。
まるでスマホの自動アップデートと同じです。
「タイヤが付いたコンピュータ」と呼ばれるのは
こんなところから来ています。

アメリカの大学生が就職したい企業の1位は「テスラ」
そして2位は「スペースX」だという。
社会に変革を与える一員になりたい。
そんな学生は多い。

凄いのは理解できるしこの様な人が
世界に変革をもたらしてくれるのがよく分かる。
スティーブ・ジョブスもそうですが、
ビジネスのパートナーとして。
もし上司だったら。
そんなことを考えると遠慮したいタイプの人間です。笑

テスラにはモデル「S」「X」「3」「Y」の4モデルが存在します。
「3」を逆にすると「E」になり。
「SEXY」
ここ。テストに出ます。笑