シャンプーをやめると髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!/ 宇津木龍一

 本書は数年前に読みましたが、Kindleをめくっていたら、目に入ったので、まだ減っていない自分に注意喚起する意味で、また手に取ってみました。(笑)

 ヤマイモを食べても平気なのに、すりおろしたものが肌に触れるとかぶれてしまう人がいる。口に入れたものは、下へ下へと排出される。これは身体が自分にとってマズイと思ったら、下痢や発熱などで対応し、体外に出すという自浄作用を兼ね備えている証拠です。

 皮膚も汗や老廃物など体外に出す排泄器官だが、自浄作用を持っていない。シャンプー や リンス は開封してから何年たっても雑菌は繁殖せず、腐ることはない。シャンプーに含まれる防腐剤は強力極まりないという。常在菌を弱らせるどころか殺しているシャンプー。なぜそんなものを、体の中で一番大きな毛穴のたくさんある場所に付け、更にすり込み吸収させ無ければならないのかと著者は説く。

 頭皮は毛髪にとって畑のようなものと例えています。畑の表土にシャンプーという「#除草剤」をかけ #土壌菌を殺している。野菜の必要とする土壌をどんどん貧弱にさせていく。土壌が悪いからヒョロヒョロの植物になる。つまり「うぶ毛」になり「薄毛」に向かうのだという。シャンプーを使用しないと臭くなる。そんなイメージを持つ人は多いだろう。私もそう思う。

 実際、何年かに一度。風邪などひいて発熱したときなど、2〜3日シャンプーしないときがあるが、たしかにまぁまぁ、脂ギッシュになって臭くなる。それは、長年毎日シャンプーし続けたことにより、痛めつけられた頭皮の過剰反応 のせいだという。

 毎日のように毛穴の奥まで、かっぽじられて必要なものまで掻き出している。本来、野菜を育てるのに費やすエネルギーを、土壌の回復に労力を取られている。頭皮を正常な状態に戻すため、過剰なエネルギーを費やして頑張っている。そんな感じだろうか。

 自分は毎日シャンプーするのに「犬」や「猫」は毎日シャンプーするのか? 仮に1ヶ月に1回シャンプーしたとする。犬や猫は自分がシャンプーを1ヶ月しない時くらい、臭くなっているのか。そもそもペットを毎日シャンプーすることが、ペットのためになると思うのか。

 薄毛の方には、申し訳有りませんが、私はフサフサなのでわかりませんが、Amazon.co.jp (アマゾン)のレビューを見ると絶賛の声多数です。(笑) 試してみたい気はもちろんありますが、最初の何日かは匂いが気になるかも知れないという、そんな記述が多数有ります。そもそも、水(お湯)だけでシャンプーしたなんて、妻にはとても打ち明ける勇気がないので、外泊するときにでも試して見ようと思います。