白洲次郎について知りたくなったので、Kindle Unlimited にあったので、手にとって見ました。まずはバッふらとした豆知識。
白洲 次郎 1902年(明治35年)2月17日 – 1985年(昭和60年)は、日本の実業家。貿易庁長官(初代)。連合国軍占領下の日本で吉田茂の側近として活躍し、終戦連絡中央事務局や経済安定本部の次長を経て、商工省の外局として新設された貿易庁の長官を務めた。吉田政権崩壊後は、実業家として東北電力の会長を務めるなど多くの企業役員を歴任。Wikiより。笑
吉田茂の頃、活躍した人だったと言う程度と、昔に読んだ「やくざと芸能界 / なべおさみ」に登場したのを覚えている程度の認識しかありませんでした。
なべおさみが通っていたジャズ喫茶店で、白洲次郎に会った話を私は次のようにアウトプットしていたらしい。笑
筆者が少年時代、背伸びし銀座のジャズ喫茶に行った時があったという。そこで、演奏が耳に入らないほど気になる男性がいたと言う。恐ろしく日本人離れし、上品すぎる上着。端正な居住まいの中には、圧倒される気品があったのだと言う。
「君はジャズが好きなのかな?」声を掛けられ、胸が踊るほど嬉しかったと言う。「いい機会だから、君に一つだけ話してやろう!」「世の中すべてのものにはね、3つのものがあると思うことだ。」「1つ、本物。2つ、偽物。3つ・・・これは見分け難いものでね。似て非なる物と書いて似非物(えせもの)と言うんだ。」
中年男の名は・・・「白洲次郎」どんな人なのかはGoogle先生に聞いてください。笑
「例えば、今日のバンドの本物は、ピアノだね」出演バンドは「秋吉敏子トリオ」おっ??? 盛岡バスセンターの跡地に彼女のミュージアムの計画。そんな事を思い出す。
なべおさみの本を読んだのに、秋吉敏子さんが出てきたので妙に覚えています。
次郎が次郎になった「ケンブリッジ留学」という節がある。次郎が今日知られるような「白洲次郎」として生きていく根本は、このケンブリッジ時代に培われたものだという。その中でこんなエピソードを紹介していた。
80歳になってもポルシェを乗り回していた次郎だが、趣味である車は、このケンブリッジ時代に完全に本格化していた。 ケンブリッジ時代に乗り回していた愛車は二台、ベントレーとブガッティ。 4カ月もある夏休みの間にイギリスを回り、船でヨーロッパに渡って、車で走っていたという。
ベントレーとブガッティ。車好きの方ならおわかりだろうが、ブガッティは強烈です。せっかくですので、ブガッティの購入方法について解説しているサイトがあったので紹介しておきます。
1:代理店審査を受ける
まず購入するためには、当時の代理店だったニコルレーシング・ジャパンで審査が行なわれました。ここで顧客の職業や購入目的などを審査されます。本社にもその情報が送られ無事に審査を通れば次の段階にいきます。
ブガッティはタイヤ1本で数百万円もするらしいので、きちんと維持・管理できるのかどうかもみられます。宝くじが当たっただけでは、この段階で落とされるかもしれません…。
2:予約金の支払い
無事に代理店の審査が通れば、次は予約金の支払いです。予約金の額はおよそ5,000万円。これだけでちょっといいマンションだって買えます。
3:ファーストクラスでブガッティ本社に行く
無事に審査も通過して、マンションを買えるくらいの予約金を収めたら、ブガッティ本社から招待状が届きます。
その招待状のなかに、フランス行きのエアチケットが入っています。しかもファーストクラス!そのチケットで、フランスのモールスハイムにあるブガッティの本社へ向かいます。ちなみに宿泊代などもすべてブガッティ持ち。
2億円のクルマを買うのですから、当然と言ったら当然ですね。
4:試乗&仕様を決定する
本社では、実際に試乗して、自分好みの仕様で世界にひとつしかないブガッティを作っていきます。
ブガッティはもちろんオーダーメイド。オーナーの好み通りの仕様に。インテリア、エクステリアなど細部に至るまで徹底的につくり込んでいきます。
5:納車
ここで残りの残金約1億5千万円を支払い納車待ちです。オーダーメイドなので納車までにはかなり時間がかかりますが、ブガッティのオーナーになると、オーナークラブの参加資格が与えられ、オーナー同士でさまざまな交流もできます。
こうして納車を迎えることとなります。
話題はそれましたが、なべおさみの本で白洲次郎と秋吉敏子が知れたように、白洲次郎の本でブガッティを知れたことは良しとしておこうと思います。笑
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