行ってはいけない外食: 飲食店の「裏側」を見抜く! / 南清貴

 自分の身体は食べたもので出来ている。体に悪いものを食べるから、病気になるのであり、良いものだけ食べていれば病気にならない。そんなことを、とても感じさせてくれる内容です。

 しかし、本書に書いてあることを実行しようとすれば、何も食うものが無くなってしまいそうです。本の題名のにある「外食」や「コンビニ食」ですが、よく考えれば不自然なものがたくさんあると、とても考えさせてくれました。

 著者は「コンビニでサラダを買って食うほど愚かな行動は無い」と言っています。コンビニで売られているサラダは、店舗で作られていないことなど、誰でもわかることです。サラダの工場からやって来ます。筆者の言葉を借りればそれは「工業製品」だという。

 機械で刻んだものを、「次亜塩素ソーダ」につけて水洗いをする。水洗いして残らないから表示義務が無いのだという。それに食品添加物をたくさん追加し袋詰をする。野菜としての栄養は全くなくなっているという。

 サラダバーを提供している店も同じで、店で野菜をカットしているところはほとんど無い。そもそも数百円で提供出来るわけがないという。栄養が無いのでいくら食べても野菜不足解消にはならないという。

 外食は、店の裏に野菜の箱がある店を選べという。店で野菜を切っていれば少し信用しても良いという。チェーン店より小規模な店を選んだほうが良いという。

 こんな社会になったのは「安いものを大量に食べたい」という消費者の欲求が生んだ結果であり、生産物に対し正当な価格を付けることを、もっと受け入れる意識を持つことが大事だという。

 著者はホテルの朝食は絶対に食べず、現地で仕入れた果物を朝食にするという。私は果物をあまり食べる方ではありませんが、未加工の状態で仕入れることが出来る果物を食事にする。そんな発想はありませんでしたが、本書を読むと口にしたくないものが増えたので、少し参考にして実践してみようと思います。笑

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