お役所バッシングはやめられない / 山本直治


「人はなぜ他人を許せないのか?/中野信子」を思い出した。笑

『正義中毒』アルコール中毒より危険で、議論だと思っていることは、大抵、相手の人格攻撃になってしまう。それは日本の土壌が生んだ、議論より根回しが重要という風土。そのため議論が発達しなかったと言う。

こんなレビューを書いていたようです。笑

役所バッシングとは、一種の依存性薬物であるという。

公務員を激しく叩いていると「正義の自分」に、

高揚感・陶酔感を持ってしまう。

そして少しずつ日本社会を蝕んでいる。

個人保護の目的で行われた法改正が、

逆に企業の経済活動を縛ることに

なってしまうときがある。

メディア発信から始まる法改正。

決断するのはそれを票に出来る政治家なのに、

尻拭いをさせられる「お役所」

政治家に対して、お前たちが決めたんだろう。

そう言いたくなるから、慎重にそして、臆病になる。

単純に、役所は固い。融通が利かないと、

軽い言葉で罵る時がありますが、

こんな図式を理解すると、少し納得出来る部分も、

あったりして、大変勉強になる1冊でありました。笑

公務員の攻撃は、ほぼ新聞等のマスコミから始まる。

果たしてそれらは真実なのか。

様々な不祥事が発生するたび、役所叩きは始まるが、

それは本当に真実なのか。

責められるべき役所のせいなのか。

その陰で、本当は批判されるき輩が、

微笑んでいる事実もあるのでは無いか。

様々な報道を深読みできるような、

オジサンでありたいものですね。笑

03 th in July / 186 th in 2023