異状死: 日本人の5人に1人は死んだら警察の世話になる / 平野久美子


「イジョウ死」と聞くと多くの人は

「異常死」という漢字を思い浮かべる。

不審な死に方を想像するが、

本書で取り上げるのは「異状死」

「検視」というと殺人事件や事故死や医療ミス。

そんな事件っぽい話に聞こえるが、

普通に降り掛かって来る。

自宅や施設など病院以外での死亡や、

持病ではなかった死因の場合は基本的に、

「異状死」と判断され、警察の捜査や検視される。

在宅看取りが推進される、

その数は飛躍的に増えていく。

親族や自身が「異状死」になったらどんなことが起きるのか。

摩訶不思議な日本の死因究明制度。

異状死扱いされないためにはどうすればいいのか。

年寄はみんな在宅死を望んでいる。

しかし老衰で安らかに死んでも、

ピンピンコロリと死んでも、

警察が来て事件性を疑われる。

預金通帳、保険契約書、現金など。

犯罪の匂いがないのか。

何時間もの事情聴取。

そんな事態を避ける方法を著者は説く。

かかりつけ医を決めておくこと。

かかりつけ医に、最後の診取りと、死亡診断書の作成を元気なうちから頼んでおくこと。

救急車をむやみに呼ばないこと。

私はヨメと同い年だが、私の生活習慣から考慮すると、

ほぼ、私のほうが早く死ぬだろう。笑

迷惑をかけないためにも、

いい死に方を考えておきたいと思う。笑

亡くなった父がよく言っていた。

あたって意識がなくなり、

1週間位で死ぬのはいい死に方だ。

悲しんでもらえ、それなりの覚悟。

そして準備が出来ると言っていたような気がします。笑

それより、死ぬまでヨメと一緒に居れるのか。笑

死ぬまで一緒にヨメと過ごせるよう、

日々精進しようと思います。笑

24 th in June / 173 th in 2023