人生の短さについて 他2篇 / セネカ


人生が短いのではなく浪費している時間が多いだけ。

ルキウス・アンナエウス・セネカ

紀元前1年頃 – 65年4月

クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家、哲学者、詩人。

古すぎてよくわからんレベルです。笑

第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師だったらしい。

われわれが手にしている時間は、決して短くはない。むしろ、われわれが、たくさんの時間を浪費している。ひとの生は十分に長い。そして、偉大な仕事をなしとげるに足る時間が、惜しみなく与えられているのである。ただし、それは、人生全体が有効に活用されるならの話だ。

人生が贅沢三昧や怠惰の中に消え去り、どんな有用なことのためにも費やされなければどうなるか。ついに一生が終わり、死なねばならぬときになって、われわれは気づくことになる。

人生は過ぎ去ってしまうものなのに、そんなことも知らぬまに、人生が終わってしまったと。 

われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ。

とても深いお言葉ですね。

さすが、2000年以上語られる言葉には重みがあります。笑

この言葉を肝に命じて、限られた残りの人生という時間を、浪費しないよう努力したいものです。笑

こんなことも書いてありました。

われわれは、あまりひんぱんに飲酒をすべきではない。精神が悪い習慣に染まらないようにするためだ。だが、ときには、楽しく自由な気分になって、厳しいしかめ面を、しばしの間、追い払うことも必要なのである。

毎日が「ときには、」に、なっている自分でも良いですか? うまく睡眠出来る気がしないので、これだけは勘弁してほしいものです。笑

22 th in May / 128 th in 2023

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