私達が抱える問題や悩み。
立ちはだかる壁は世界初では無い。
既に先人が答えを出しているので、先人に学べばいい。
自分で答えを探すのではなく、
哲学の言葉や行動経済学の研究結果から学ぶことが出来る。
本書は50個の哲学や思想を短い文章で説明されています。
最近何冊か読んだ、ニーチェもとてもわかりやすく説明されていた。笑
ニーチェが提示したルサンチマン。
だいぶわかりました。笑
とても共感出来たのはソクラテスだった。
無知の知
学びは「もう知ってるから」と思った瞬間に停滞する。
そもそも「自分は知らないのだ」という認識を持てないと学びはスタートしない。
①知らないことを知らない
②知らないことを知っている
③知っていることを知っている
④知っていることを知らない
「知らないことを知らない」という状態はスタート以前。「知らない」ということすら「知らない」ので、学びへの欲求や必要性は生まれない。
ソクラテスは、多くの「知者」と言われる人は「知ったかぶり」をしているだけで、本当は「知らないことを知らない」状態にあると言った。
私たちは容易に「わかった」と思ってしまいがちだが、本当にそうなのか?
私は最近、この②の「知らないことを知っている」をすごく実感している。本を読めば読むほど、もっと知りたいという欲求から新しい本を手にとっていたが、最近あきらかに違う感情が芽生えています。
「知れば知るほど無知な自分を知る」という感情です。
読めば読むほど、知らないことが多くなって行く印象で、前のように「もっと知りたいという好奇心的なもの」ではなく、「俺はヤベーんじゃ無いかという危機感」に変わって来ました。笑
人に説明しても、納得してもらえるかわかりませんが、
「読めば読むほど、もっと読まなければダメになる」
そんな感じです。笑
「好奇心」が「危機感」に変化する。
幻冬舎の見城徹さんがいう「読書の目的は自己嫌悪」
こんな感じなんでしょうかね。笑
31 th in April / 102 th in 2023