子どもたちに民主主義を教えよう―対立から合意を導く力を育む/ 工藤勇一,苫野一徳


本日「ABD読書会」なるものに参加してきました。

「アクティブ・ブック・ダイアログ」

全参加者で1冊の本を分担して読んで要約。他の参加者に対して発表し共有する。 そして参加者全員が本の内容を理解した上で、4人から5人のグループに分かれ内容について対話(ダイアログ)を行う。

本日の参加者は9名。

その課題となった本書。

私も読んで発表し、皆さんの発表も聞いてダイアログ(笑)してきたので、書き留めておきたいと思います。笑

学校改革の旗手と教育の本質を問い続けてきた著者たちが、たどり着いた教育の目的は「民主主義」教育だった。

多数決は不合理だらけ。

「自由が前提の世の中」で、自分の選んだ選択肢が否定される。

「誰一人置き去りにしない」を教えるはずの教室なのに、

少数派を切り捨て、決めたことには従うべき。

そんな教育がおこなわれている。

果たしてそれは正しいのか。

未来をつくる子どもたちに必要なのは、

「自由の相互承認」

自由の中で、みな納得出来ることを実現できれば。

必要なのは「当事者意識」

読書会後半のダイアログでも話題となったのは

この「当事者意識」と「自由の相互承認」だった。

私の感想は解決策では無く、

「探求し続ける行動が大事」そんな感想です。

「ABD読書会」参加者のみんなは、部分的にしか読めない本書を、全部読んでみたい。そんな風に人がたくさん居た。

私はぶっちゃけ、全く思わなかった。笑

自分で1冊全部読んでも、これほどアウトプット出来ないだろうし、それを自分の感想と第三者の感想を交えるという、これほど深い読書体験にすることは難しいだろう。

私にはすべて読んでも、体感できるイメージは沸かなかった。

「ABD読書」恐るべし。笑

もちろん、参加者のモチベーションやスキルも重要だと思います。最後の感想発表でも言わせていただきましたが、

「インプット30%とアウトプット70%の黄金比」

インプットする読む時間。

アウトプットする書く時間。発表する時間。

そして議論する時間。

時間配分も含めて、

如何にアウトプットすることが、読書体験を深めることなのか。

それを非常に体感できたイベントでありました。

また、なにか違う機会があったら参加したいと思います。笑

10 th in February / 36 th in 2023