実家に帰りたくない。親と一緒にいると疲れてしまうあなたへ。/ 織川希


私も若いころ、実家に帰るという行動をしていた時期が何年かある。

実家に行けば、メシや風呂を自分で用意しなくても、

不自由しないし、快適極まりない。

そんなイメージがある。

著者は、大学入学と同時に実家を離れてから、

実家に帰ることが苦痛になったという。

帰りたくないという気持ちで涙が溢れてしまう。

ネットで色々調べたり、本を色々読んだりして

探し当てた「毒親」というキーワード。

スーザン・フォワード著『毒になる親』

この本との出会いが、すべて解決してくれたと言う。

親との関係を理解し、気持ちを分析。

そして自分の中で整理することが出来た。

「夢をかなえるゾウ」のどれだったかで、ガネーシャが主人公に悩みを解決するために、読書をさせようとして、「お前の悩みは人類初の悩みなのか。そんな悩みはもう、誰かが解決していて、それをまとめてある本があるので、それを探し出して読め!」みたいな感じのセリフを言ったのを思い出す。

著者にとって、まさに『毒になる親』はそんな運命的な本だったのでしょうね。笑

私の親は幸い「毒親」と表現するには値しない人間ですが、

まさに読書で知った毒親は壮絶でした。笑

つつみ著『毒親に育てられました 母から逃げて自分を取り戻すまで』

これはひどすぎた。漫画なので伝わるヒドさが倍増です。

『Ai 愛なんて 大っ嫌い / 冨永愛』のお母さんとか、

幻冬舎の見城徹さんのお父さんも強烈でした。笑

著者は親元を離れることにより、自分と親との関係が苦痛だらけだったことに気づく。しかし運命的な本に出会い、行動することで楽になれた。とても良かったという反面、お父さんや、お母さん。残された妹はどうなったの? 笑 

孫が出来たら関係が修復したとか、お父さんとお母さんが離婚したら、仲良くなったとか、妄想してしまいました。笑

そして最近、ひどい親子関係の本を読むと必ず浮かぶのが、

「星の子/今村夏子」です。笑

親が子供に押し付ける当たり前。周りと違くてもいい。お父さんとお母さんが良いのなら。家族が仲良く出来るのなら。

本書の設定とは全然違いますが、

どんなときでも親子の話になると頭に出てくる。

今村夏子。恐るべしです。笑

23 th in January / 23 th in 2023