言い過ぎて、ごめんあそばせ /デヴィ・スカルノ

テレビのバラエティ番組でよく見る「デヴィ夫人」の著書です。

現在日本における社会問題や国際情勢に興味がある人に、去年220冊、今年は既に280冊読んだ私から、読書出来ない、しない人に、大変おすすめ出来る1冊です(笑)

まず、著者の顔がよく見えるので、とても頭に入って来やすいこと。

国の外から視点があること。

国の舵取りをする立場を身近で経験したこと。

実績もある現役のビジネスパーソンであること。

実はテレビのイメージとはかけ離れた論客であること。

メディアが伝えることが、どれくらい偏っているのか。彼女は世間に対し違ったイメージを植え付けられたメディアの被害者では無いのか。それくらいメディアに洗脳された自分を、体感出来る一冊だと思います。

皆さんがデヴィ夫人でイメージするのは、果敢にさまざまなコトに挑戦する「イッテQ」の印象でしょう。出川と共に自虐を交えながら、周りに対して罵倒をする。そんな様子が世間に受け入れられているのは、デヴィ夫人の人間性や懐の深さがあるからこそ、成り立つ芸当なんだろう。そんなことを感じることが出来ました。

本書の題名こそ、高飛車なイメージを受けるかもしれませんが内容は感銘することだらけ。そして分野も多岐にわたっています。

芸能界の堕落。どんな仕事も挑戦。ライバルはイモトアヤコ。日本の若者しっかりなさい 。AKB商法が日本の男を幼稚にする。プロ意識のないホステス。日本の政治家は腰抜け腑抜けばかり。 インドネシアでの経験から見える北朝鮮政策の誤り。北朝鮮が豊かになった時現政権は自然崩壊。少年法を改正なさい。「本当の富豪」がいるからこそ文化や芸術が育つ。国税庁との激闘。私を騙した品川税務署員に天罰を。私が皇室に申し上げたい事。

気になったことをあげましたが、それぞれ深い見解が綴られています。

デヴィ夫人が語る、池上彰の様な冠番組があったらイイのに。

そんな風に思えるレベルでございました(笑)

騙されたと思って読んでみれば、読書が趣味になるかもしれません(笑)

19 th in October / 287 th in 2022