「幸せをお金で買う」5つの授業 HAPPY MONEY/エリザベス・ダンマイケル・ノートン

ハッピーなお金の使い方5つ。

「経験を買う」

「ご褒美にする」

「時間を買う」

「先に支払って、後で消費する」

「他人に投資する」

お金を使う前にそのお金を使うことにより、自分の経験や時間の過ごし方にどんな影響を与えるのか。そんな風に考えてからお金を使うのが良いと言う。

通勤時間を短くする行動や、旅行の経験などは幸福度に直結するが、マイホームや車など。購入したときこそ満足はするかも知れないが「先に払って、後で消費する」原則に反しているため、幸福度にはつながらないと言う。

郊外に借金してマイホームを持つくらいなら、職場の近くにアパートを借りる方が圧倒的に幸福度は上がる。そんな解釈です。

「時間を買う」にも当てはまりますね。笑

「先に支払って、後で消費する」私は実践していることがある。

AppleもAmazonもカードで買物しないようにしている。コンビニでギフトカードを買い、チャージしてから使っています。

買ったときには満足感はあるが、後から苦痛を伴う支出があるよりも、支出したものに対して、後から買うという行為の方が幸福感は高いと言う。

お金が無くても、ものを買えるという仕組み。

先に幸福感を提供する社会の仕組みに騙されているのでは無いか。

何故、リーマンショックは起きたのか。

アメリカ国民が「幸福感の先取り」という詐欺にあった結果ではなかったのか。笑

幸福感を得るためには、お金を使わない行動もあると言う。本書では「チョコ」を多用していましたが、私はお酒に置き換えて書いてみよう。笑

私はほぼ365日酒を飲む。笑3日も空ければ、3日ぶりに飲む酒はさぞかし幸福感を得れることだろう。笑

今日と明日は飲まないで、明後日酒を飲もう。夕方まではそう思っていたが、結局飲んでしまった。笑

本書を読んだ印象では、稼ぐお金の量と「幸福感」にあんまり関係無いのではないか。お金のうまい使い方で、自分でその幸福感をコントロールできるのでは無いか。

そして本を読むという行動は、お金の使い方としてはとても正しいことと再確認。

そんなことを考えさせてくれる。大変有意義な1冊でありました。

22th in August / 233th in 2022