東大から刑務所へ/堀江貴文,井川意高

刑務所の生活をしたからこそ、見える境地があるのではないか。

東大から刑務所という、一般社会ではほぼ考えられないような経験値を共通する二人の対談本。

堀江氏、井川氏の本も読んでいるので、知っていることは多かったが二人の対話形式で再確認できることもあれば、新しい発見も出来た。笑

東大在学中に起業し中退。ライブドアを時価総額8000億円企業にまで成長させながら、社会からの制裁と思われるような逮捕をされた堀江貴文。

大王製紙創業家の長男として生まれ、華麗なる一族のようではあるが、カジノで使い込み逮捕された井川意高。

刑務所なんて普通行くことない。

とりあえず、私もそんな予定など無い。笑

行く予定がある人。

いつ行くかわからない人。

そんな人には必読書レベルかも知れません。笑

二人の共通意見として、刑務所暮らしをとてもプラスに捉えているのがとても印象的でした。

自分を見つめ直し、読書に明け暮れる。

そんな生活が今までの人生で、なかった貴重な体験が出来たとふたりとも有意義さをのべています。

同じ刑務所で同じ時に過ごしたわけではないけれど、同士というか、同窓生的な共通のコンテンツを共有した者同士のような「絆」すら感じます。

刑務所経験者ということで、佐藤優さんや、石井館長、鈴木宗男さんなどの名前が登場します。

ニッチなコンテンツほど、繋がりが深くなる。

ネットの世界ではよく言われることです。

刑務所経験者という、そんな世界はとても深い絆を形成してくれるのだろう。

著者ふたりとも、刑務所ではなくとも3ヶ月くらいの刑務所的なデトックスできる施設があっても良いのでは無いか。そんな提案をしています。

私は刑務所経験はしたくありませんが、そんな施設なら考えてもいいか。

それくらい社会と遮断されるという、アラ治療は人間を成長させてくれるのかも知れませんね。笑

31th in July / 211th in 2022