日銀バブルが日本を蝕む/藤田知也

財務省、国債関連を何冊か読んだら、俄然興味が出てきた「日銀」笑

学校の教科書で習った、「銀行のための銀行」

私が知らないだけなのか。世間では知られていないだけなのか。

学校で習った「日本銀行」とはかけ離れている印象です。笑

著者は朝日新聞で日本銀行や金融関係を担当していたらしく、市場関係者に対する取材はもちろん、日銀内部の人間に対しても酒の席でのやり取りで仕入れた情報など、日銀内部の人間の腹の中を少し覗き込めるような記述が多く見られます。笑

財務省や国債関連の本を最近続けて読んでいるので、

まぁまぁ知っていることは多かったですが、

日銀と言うほぼ公的な金融機関のハズなのに、

これほど市場に関与しているものなのか。

それが率直な印象でございました。笑

その中で一番印象的だったのが、日銀による「ETF」の買い占め。笑

「ETF」がわからない人はググってください。笑

日銀が株式市場に資金を入れ続ける。

下のURLでは、

日本銀行が買い入れたETFの保有総額が、2021年3月末時点で51.4兆円(時価)になっていることがわかった。

と書いてあります。笑

https://diamond.jp/articles/-/267714

こんなデフレ局面の日本でなぜ株価が上がるのか。

「黒田バズーカ」ってなんなの?

「スルガ銀行」は何をしたの?

教科書で習った「日銀」とは違うの?

そんな疑問を持つ人には是非読んで欲しい。

そんな1冊でありました。

19th in July / 199th in 2022