ここ何日か「財務省」関連の本を数冊読んだので、「財務省」の内容やカラクリは、酒の話題に出来るくらい十分理解できた。ような気がする。笑
せっかくなので、今に至る過程を知りたくなり読書の連鎖。笑
恒久的増税の仕掛けにより、日本は負けるまで戦争をするハメになったという思想が存在する。
戦争しないために、国債はダメ。そんな思想も存在する。
戦後日本の権力とは、アメリカ・自民党・大蔵省主計局に集中する。
しかし50年前から最終的な予算権限を握る、衆議院には振り回されっぱなしだという。
池田勇人は強い指導力で国民を結集し、日本を復興と高度経済成長に導いた。
そして、高度成長の申し子、田中角栄は徐々に大蔵省を侵食していった。
田中角栄の本を読むと必ず出てくるハナシがある。
大蔵省の職員の名前や出身地、そんなことまで頭に入れ、冠婚葬祭から付け届け。とにかく大蔵省の職員の心を掴むことを心がけていたという。
しかし、無制限のバラマキを続ける田中角栄を尻目に、大蔵省はひそかに増税を企んでいた。
そして登場する竹下登。
大蔵省は打倒田中角栄と消費税導入で、竹下登に巨大な借りを作ってしまう。
この本では、国債や緊縮財政が悪だという論調は少ないですが、
私の印象では、この田中角栄から竹下登という流れ。
これが今の財務省の体質を築き上げたのでないか。
そんな印象です。笑
著者はあとがきでこのような事を記述しています。
「財務省のことを書くなんて勇気がありますね」
「税務署のことは怖くありませんか?」
こういう事を書いている本は結構多いです。
それくらい、おっかない権力の様です。笑
最後はこんな言葉で締めています。
明治以来、大蔵省ほど、絶大な力を持ちながらも注目されてこなかった組織はないでしょう。しかし現在、財務省は日本の歴史上、最も注目されていると言っても過言ではありません。その注目のされ方は、長期デフレ不況・大震災の最中に増税を強行しようとしている「悪の権化」としてです。
私はコピペしただけなので、国家権力による制裁は勘弁してください。笑
18th in July / 198th in 2022