食事、農業、漁業、林業、一次産業エキスパート4名と、
著者の対談本です。
著者さん曰く、あまり日の目をみない、儲からないと言われる一次産業。
この様な人たちがいれば、将来も大丈夫どころか、希望を持てる産業であるという。
自然が相手であるのに、一律におなじ対応で済ませようとする。
個々、土地、環境によりすべてが違うはずなのに、
国が、農協が、森林組合が、こうしろといえば従う。
時が過ぎ、結果を見れば、言うことを聞かなかった人が成功している事例が多い。
一次産業従事者に「儲からない」そして「効率が悪い」事を強要しているだけではないのか。
大抵の成功者は、行政に言うことに対して反発したり、周りからとやかく言われるが、自分の信念を元に様々なトライ&エラーの積み重ねてフロントランナーになっていく。
本書は様々な事例や、著者と対談相手の持論など多岐に渡って紹介されています。
・生活保護は経済問題ではなく家族の問題
・田んぼを耕さない米栽培
・かつてニューヨークはカキ産地だった
・ダムを造ったことにすればいい
・日本の森林は外材輸入で守られていた
気になったのはこんな項目でした。笑
本書に登場するようなフロントランナーに学び、
自ら学び、自ら思考、トライ&エラーを繰り返せる、
そんな人間になりたいものですね。笑
11th in July / 191th in 2022