あそこはこんな事をして成功しているので、先進地視察しよう。
そんな団体は腐るくらいあると思うし、実際、私もそんな行事に参加したことがある。笑
見学すれば参考に出来るだろうと思うような、そんなスタンスの自分も含めた人は、こういう本を読んだほうが良いのではないか。そんな事を考えさせられる。
成功している事例ほど、これまで超えなければならないハードルは高く、そして容易に出来たわけではなかった。
しかし現在を知ろうとする人は、そんな過去にはあまり目を向けない。
結果、上辺だけを真似して必ずと言っていいほど失敗する。
現在の事実より、成功までのプロセスが如何に重要なのか。そんな事を考えさせてくれる1冊でありました。
先祖から伝わる資産があろうがあるまいが、
現在の状況がどれだけ悪かろうが、
それを乗り越えるために、努力し汗を流すキーマンがいるかいないか。
自分がキーマンになれる覚悟はあるのか。
そんな覚悟がないなら、文句をいうべきではないと思う。笑
頑張ろうとする地域の、自信を粉々に砕くような本書で「事件」という言葉があった。
元岩手県知事で、第一次安倍晋三内閣で総務大臣を務めた 増田寛也氏が「消滅可能性都市」という言葉を案出し「全国896の自治体が消滅しかねない」と言い放ち話題になった。
しかし1,799の市区町村に一律の基準を当てはめただけの雑な分析だった。
「地方消滅/増田寛也」私も読みましたがベストセラーになり「ダメ」のレッテルを押された市町村は意気消沈した。
安倍改造内閣は「地方創生」の施策を打ち出したが、話題となったのは「ふるさと納税」くらいだろうか。笑
本書は北海道から沖縄までの47都道府県にある、今のところ、成功していると言っていい地域を活性化させるための取り組みが紹介されています。
岩手県の事例は定番の「オガール」か。それとも「マルカン」か。
そんな風に考えて読み進めましたが・・・
岩手の事例は雫石の「軽トラ市」だった。
私は行ったとき無いし。笑
是非、今度訪れてみたいと思います。笑
8th in July / 188th in 2022