最狂超プロレスファン烈伝1/徳光康之

1991年4月。 若者が大学入学のため上京する。

上京した理由はプロレス生観戦。

リアルタイムでテレビの放送を見たい。

私も好きだったのでこの感覚はよく分かる。笑

当時、田舎テレビ中継は平気で1ヶ月遅れとかで放送していた。

ビックマッチなど「週刊ゴング」で結果を知ったあと、

テレビを見るのはなんとも味気なかったのを覚えている。笑

「闘狂大学プロレス研究会」

主人公は迷わず入部を希望する。

部室の入口には「有刺鉄線」

入ろうとして爆発する。笑

「これを踏めたら入部合格」だと、

床に広げられたのは崇拝する「前田日明のポスター」笑

新日本、全日本、リングス、Uインター、藤原組、FMWなど

部員たちは各団体に熱狂し、思いをぶつけ合い、

酒を酌み交わす。おもろすぎました。笑

プロレス悪口を検知し悪口言ったやつを成敗したり、

後楽園ホールの階段を「聖地」と称しそこで酒を飲む。

昭和62年3月26日大阪城ホール。新日プロレス「猪木闘魂ライブⅡ」で放火暴動があったという。その時の火を絶やさず5年も守り続ける。

最前列の観戦チケット確保するために、すべての邪念を捨てなければダメだと、

TV機材から貯金通帳の果てまで全財産を捨て、

心の逃げ道を全て捨て「チケットぴあ」に電話する。

好きなモノに対し無限の熱情を燃やし続ける生き方。

プロレスファンはもちろん、他のジャンルで熱情を燃やし続けている。

そんな人に読んでいただきたい1冊で有りました。笑

25th in April / 124th in 2022