成りあがり/矢沢永吉

1980年の発行の本書。40年以上前の本です。

堀江貴文さんの「ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた」で紹介されていた。

多数の人が読んだであろうベストセラー。

いまさら読むのはどうなのか。

そんな事を堀江氏同様、ワタシも思っていたが、

売れるには意味がある。

そして理由がある。

読まない理由は無いだろう。

そんな風に思い、即購入。笑

率直な感想は・・・素晴らしすぎた。笑

中学生時代。ワタシの周りでもやんちゃな友人たちから

読んだハナシも聞いたし、

実際一緒にタバコを吹かした部屋に置いてあった。笑

不良なのに。本とか読んでるし。笑

ワタシは永ちゃんの歌はもちろん知っているけれど、

好んで聞いていたことも無いし、

レコードやCDなども購入したこともない。

しかし絶対的なカリスマとして。

矢沢永吉という男を崇拝している友人は沢山いた。

当時はなぜそんなに崇拝?信仰?出来るのか。

そんな事を思っていたが、

40年も経って・・・納得することが出来た。

そんな印象です。笑

貧乏過ぎる幼少期から、野望に満ちた青春時代。

ミュージシャンを目指してからの、

冷徹とも感じられるまさに「成りあがり」です。

本書の中でよく登場する単語に・・・

「マブイ」

「コオマン」など

私の中ではほぼ「死語」だけれど、

やんちゃな友人たちと遊んでいた頃を思い出させてくれました。笑

矢沢永吉の成功ストーリーが根本的には流れていますが、

「やる気がなくなる」とか「もうだめだ」

そんな風に思いそうなとき、自分を後押ししてくれるような、

「モンスター自己啓発」では無いのか。

そんな事を思わせてくれる1冊でありました。

変な自己啓発を読むより、この著書は胸にギュンギュン刺さりますので、読んだことがない人には、強く強くおすすめします。笑

79th in 2022