ソーシャルメディアと経済戦争/深田萌絵

ネットの世界では有名な著者。

著書を読むのは初めてですが、グレードと言うか、別次元と言うか、政治的なことから、国際的なことまで。

私の知っていることの、はるか上を行っている印象です。

題名にある「ソーシャルメディア」に特化した内容かと思いきや、

グローバリズムからプロパガンダ。

DXと言う鎧を付けた中国の攻撃。

SNS全盛の表裏。

そして結構な割合で取り上げられる中国。

触れられる内容は多岐に渡っていますが、

わかりやすく説明されている内容がありました。

ビジネスの世界に当たり前に流れる、

これからはこれだと言うキーワードがある。

「ファブレス(fabless)」

「fab(fabrication facility)」=「工場」を持たない製造業のことで、生産設備を持たずに製品の製造を外部の会社へ委託するビジネスモデルを「ファブレス経営」という。これを進めれば海外の工場で安く製造することになるが、多くが中国に依存する。 

「脱炭素」

社会は自国での工場運営を難しくするので、その国ではファブレスを進めざるをえなくなる。 

「シェアリングエコノミー」

漢字にすれば、「共有資産経済」、つまり共産主義のことであり、中国が目指す経済主義となる。

「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation=DX)」

2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱した「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。これを推進することによってあらゆる情報がデータ化されれば、中国の望む「データ監視社会」構築に貢献することになる。

中国はおっかねーですね。笑

しかし、あと何年か後。

インドが中国の人口を上回る。

そしてインドの人口分布は若い世代が圧倒的に多い。

中国より、インドに目を向けるべきなのでは。

そんな事を考えさせられる。

が、私の商売形態には何も影響は無いだろう。

そんなことも考えさせられる。笑

https://190dai.com/2022/02/01/2022年2月まとめ/