マツダ 心を燃やす逆転の経営/山中浩之

マツダが経営危機を向かえてフォード傘下に入り、

そんなどん底から現在の復活にいたる経緯を

元会長である金井氏と著者の対談がまとめられています。

経営危機になる前のマツダには

たまに大ヒットする商品が存在する。

ファミリア、ロードスター、キャロル、

RX-7、デミオなど。

これらをストライクゾーンに例えているのがわかりやすい。

トヨタはド真ん中を狙って来る。

マツダは、内角高めや外角低めなど。

良いところに入る時があるが、

一貫性や統一性が無いのがダメだったと振り返る。

ヒットを狙いすぎてモデルチェンジのたび

極端に車の方向性(コース)を変えて失敗する。

しかし現在はどうだろう。

Zoom-Zoom

SKYACTIV TECHNOLOGY

魂動デザイン

それらを打ち出してから

金太郎飴の如く、よく似た車ばかり。

しかし、それらが車種ごとの改良が横に

展開できることで利点があり

ブランドイメージを確立することが出来て

それで良いのだという。

2010年代後半、

ハイブリットやEV化が叫ばれ、

プリウスの大ヒットする中。

なぜマツダは内燃機関を追求することにこだわったのか。

世界一になりベンチマークになることを目標に掲げ、

どんなマインドで車作りと接してきたのか。

私は現在、初代CX-5と現行mazda-6に乗っています。笑

自分の乗っている車の、生い立ちを読んでいるようで

大変おもしろく、勉強になりました。笑