ヒカルの卵/森沢明夫

こだわりの養鶏家が自分の生産する卵に

絶対的な自信をもとに、

卵かけご飯専門店をやることを思いつく。

それは自分の生産した卵を届けるためというより

過疎化した地域を盛り上げるため。

TKG専門店は大成功し、

便乗して野菜直売所や、スイーツの店も始める。

そして軌道に乗ることにより雇用も創出し、

物語の中心となる田舎の居酒屋も盛り上がる。

そこで繰り広げられる人間模様。

オモロすぎました。笑

実際、このTKG専門店はモデルが存在する。

You Tubeで検索するとたくさん出てくるので、

この本を読むなら、そんな映像を見てから読むと

より楽しめると思います。笑

そして、この小説というか「森沢明夫」

自己啓発的なエッセンスを感じます。笑

喜多嶋泰さんとはまた、違った感じです。笑

主人公にトラブルがあると発する言葉。

そんな言葉が胸に刺さります。笑

財産を失うのは小さな痛手だけども、勇気を失うのは人生を失うのと同じだってよ。

自分では傷ついたと思っても、それはただ磨かれてるだけなんだって。

人間、気持ちが凹んだときは、顔をいつもより五度上に向けて歩くの。そうすっと、不思議と元気が出てくんだぁ。

大変勉強になりました。笑