清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実/鈴木忠平

清原和博に甲子園でホームランを打たれた元球児たち。
打たれた時は辛かったはずなのに、
不思議と一様に敗北のマウンドを宝物の様に語る。

清原にホームランを打たれたことは誇り。
四球で歩かせたことが後悔。
そんな風に語るものすらいる。

人生の一瞬の出来事に過ぎないはずなのに、
みな自分の人生に影響をもらったと、
現在進行形の様に語られる。

高校時代の対戦相手のそんなメッセージ。
覚せい剤で逮捕され保釈後、
世間から人目を避けるように
部屋に一人こもっているとき目にしたという。

そんな清原本人の言葉も
「戦友たちへ」と題して綴られています。

正直自分は恨まれていると思った。
甲子園で自分がホームランを打ち、
皆さんは敗北を味わった。
県を代表するチームのエースとして
背負って失ったモノが多いはずなのに、
みなさんかいまでも自分との対戦を、
大切にしてくれているなんて。
涙が止まらなかったと言う。

私は清原の学年で言えば1つ下になります。
野球がそんなに好きなわけではありませんでしたが、
高校野球の季節になるとスポーツニュースは
「KKコンビ」だらけ。
そんなことをよく覚えています。

そして高卒ルーキー1年目からの大活躍。
新人王はもちろん、
オールスターと日本シリーズのMVP。

もう、35年前の出来事らしい。

そりゃ〜白髪も増えるのも当たり前ですね。笑