姉のエリコさんと妹のミホさん。
血も何も繋がりの無い姉妹。
顔も似ているし住んでるのが阿佐ヶ谷だから
「阿佐ヶ谷姉妹でいいんんじゃね」近所の食堂の店主がつけてくれた。名付けたことを店主は忘れているがその縁で「会長」と呼ぶ二人。
そんな二人の阿佐ヶ谷6畳一間のアパート暮らし。二人の日常がエッセー形式で綴られています。
テレビで見る彼女たち以上に彼女らしいというか。文章のせいもあるのか、なんとも「のほほん」としていて、テレビで見る彼女たちよりずっと笑えるような気がします。笑
ご近所さんから頂く「おっそわけ」
白髪染めと格闘する様子。
お互いで分析しあう相方。
食堂店主とのやり取り。
新居探しに奮闘する様子など。
非常に楽しむことが出来て、その訪れている食堂など。
行ってみたくなるような衝動に駆られます。笑
実際、この本を見て行く人はいるのでしょうね。
阿佐ヶ谷の町おこしに貢献していることでしょう。笑
そして、二人が綴った短編恋愛小説が掲載されています。
エリコさんの書いた「ふきのとうはまだ咲かない」
ミホさんの書いた「3月のハシビロコウ」
2編とも非常に素敵で面白いです。
特にミホさんの書いた方に出てくるゼリー屋さん。
最高です。笑
アウトレイジから出てきた様な店長と
ジャニーズの様な副店長、実は弟。
ゼリーを買いに行って、勢いでアルバイト。
そして店の名前が・・・「ゼリーバンバン」
たいへん楽しませてくれる1冊でありました。笑