幸せになる勇気/岸見一郎,古賀史健


「嫌われる勇気」を読んだので、

せっかくですので続編の「幸せになる勇気」

「嫌われる勇気」でアドラーの思想を学び希望に満ちて哲人の部屋を後にした青年。

「次の機会があったときには、もはや論破などとは言わず、かけがいの無い友人のひとりとして訪ねます。」

そんな言葉を残した・・・3年後。

ふたたび、哲人の部屋を青年は訪れます。

お前のせいで大変な思いをしている。

今後、アドラーの教えなと人に口にするな。

そんなイチャモンを引っさげて乗り込みます。笑

食って掛かる具合も、前作よりパワーアップ。

青年:あなたは私の自制心に感謝してください。これだけの自制心がなければあなたの尾骨はこの拳でへし折られていた事でしょう

「哲人」に暴力を利用した「脅し」をする始末です。笑

青年にイラッとする感じは「嫌われる勇気」同様ですが、

前書と同じ様に、この様に教えを説かれたら。

自分は素直に聞けるのか。

哲人の様に屁理屈ばかり言うのでは無いか。

そんな視点で読めるので少し普通の自己啓発とは違います。

前書同様様々な教えがあり。

その復習するような感覚を味わえます。

勇気は伝染し、尊敬も伝染する。

あなたの「いま」が過去を決める。

私を憎んでくれ。見捨ててくれ。

「褒めて伸ばす」を否定せよ。

「愛される技術」から「愛する技術」へ。

人は「愛すること」を恐れている。

前作と重複する内容もだいぶありますが、青年の生意気さがパワーアップしているため、教えを説く方も負けないようにキバリます。笑

その影響もあるのか、こんなやり取りに耳がなれて来ただけなのか前作より教え自体は頭に入るような気がします。

そして前作には出ない「愛」が登場します。笑

「愛に担保を求めてはいけません」

とてもとても・・・深いお言葉でした。

興味がある方は御覧ください。笑

前作同様二人の会話のみが文章になった書籍です。

次に読む時は是非。

オーディオブックを買って聞こうと思います。笑