すばらしき国、ニッポン〜外国人が驚いた、日本人の美徳〜/早坂隆


「日本はもうダメ」

「日本は三流国」

「日本は終わり」

その様に過剰に言い立てる傾向がある昨今。

「日本死ね」などという汚い言葉も生まれた。

しかし、世界は親日的な国ばかり。

日本人はその事をもっと知るべきだという。

私もいろいろな本で、日本のここが駄目。海外のここが優れている。

そんな自国に悲観的で、他国を羨むような論調を多く目にする。

はたしてそうなのか。

日本はもっと、自分が思っているより素晴らしい。

日本人で良かった。

そんな事を沢山発見させてくれました。

日本人の世界を驚かせた行動や言動。

海外で功績をあげ未だに尊敬され続ける偉人達。

世界を席巻する日本のモノ。文化。

スティーブ・ジョブスが「禅の精神」を愛したエピソードを紹介しています。

私もジョブスが親日でジョブスが禅や和食を愛し、Apple本社食堂のスタッフを日本に勉強に行かせ、「刺身そば」というメニューを作らせたというエピソードを知っていました。

Apple製品のシンプルで洗練された雰囲気は「禅の趣」を漂わせているというのは有名な話です。

その「禅(ZEN)」

フランスではすでに日常語になっているという。

「あなたはすごくZENな人ですね」

「ZENなデザイン」

その意味するところは、

東洋的な簡素な美・落ち着いた・静けさ

そんな意味なのだという。

フランスの柔道人口。日本の4倍。

そんなフランスならではなのかもしれません。

「もったいない(MOTTAINAI)」

「津波(TSUNAMI)」

海外で普通に使われる日本語。

その中に近年、「SOJI」という日本語が使われていることが増えているという。

シンガポールで2016年からすべての小・中・高校で、主に日本をモデルにした掃除の時間が導入され、評判も上々なのだという。

この本には沢山の事例と海外の反応が紹介さています。

一人の日本人として、誇らしく。

そして日本人で良かったと思わせてくれる。

そんな1冊でありました。

日本人に強くオススメします。笑