『手紙屋』喜多川泰

自己啓発系の小説。

就活中の大学生が、「手紙屋」と名乗るものと文通。

十通と限られた手紙をやり取りすることで、

日々成長していく。

「物々交換」ですべての事柄が成り立っている。

お金で買えるものもあれば、買えないものもある。

お金が稼ぎたければ、それに見合うモノを提供しなければならない。

そして他人に与える事が出来る「称号」

例えば「あなたはとても優しい」など、

前向きな「称号」を与えることで、そうなろうとする。

他人に与える貢献であり、また社会に出来る貢献で、

物々交換の対象であるという。

学び感動、共感出来たことでも継続が無ければ、

その時だけで月日が経てばホコリまみれ。

「学ぶことの習慣化」を説いています。

社会人として労働すること。

社会に必要無くなれば仕事は無くなること。

学び続けて動き続ける。

社会と言う大きいくくりの中で、

自分の存在する意味と、

具体的にどう行動したら良いのか。

深く考えさせてくれた。

大変勉強になった一冊でありました。