「低度」外国人材移民焼き畑国家、日本/安田 峰俊

「移民/外国人労働者」関連4冊目。

2021年3月発行と今まで読んだの本で一番新しい本書。

初めて登場した群馬。そしてコロナの影響。

主役は中国人からベトナムに移行。

かつての中国人のようにお金が貯まり、

自国経済が裕福になれば日本にいる必要など無い。

いずれベトナム人もそうなる。

焼畑農業の森林と同じように外国人材を使い捨てる。

より貧しくて情報感度が低い「低度」外国人材を求める。

いつまで続けれるのか。

逆に日本が一番取り残されたとき、

かつて関東大震災のあと政府の勧めで

ブラジルに渡った人が沢山いたように

逆の想定も危惧されるのではないか。

果たしてそんなことが出来るのか。

「失われた20年」と称される日本経済。

「便利で安価な暮らし」が果たして幸せなのか。

移民・外国人労働者関連。1テーマ5冊でAランク(笑)

流石4冊目ともなると、確かにいろんな視点で見えて来ます。

4冊目なので、あと1冊は読みたいと思います。笑


移民/外国人労働者「1テーマ5冊でランクA(1/5)」
2019年3月発行 ブラジル人移住者が集う「保見団地」について多く書かれています。オリンピック開催を控え、移民の問題に加え、高齢化の深刻さを感じることができます。

移民/外国人労働者「1テーマ5冊でランクA(2/5)」
2010年発行。縫製工場で働く中国人研修生。自動車産業を支えるブラジル人。リーマンショックにより派遣切り。失業から再就職できない葛藤など。興味深く描かれています。

移民/外国人労働者「1テーマ5冊でランクA(3/5)」
2019年4月発行。朝日新聞が隠す外国人新聞奨学生。便利で安価な暮らしは彼らのおかげ。日本人学校、教師の闇。ベトナムからブータンへ。留学生で町おこしという幻想。ほとんど闇について書かれています。

「1テーマ5冊でランクA」
1つのテーマを感じ取ったとき、関連書籍をあと4冊。読んで見ようかと思わせてくれた。そんな書籍です。